TopNovel>夜、窓ガラスと人工芝


こちらに投稿するのは初めてです。
今回は私が実際に体験したお話なんですが、怖くて情報集めをすることもなく終わってしまい、
部員として大丈夫なのかという自己ツッコミを先にしておきます。
文章を書くのがあまり得意ではないので、妙な日本語は適当に読み飛ばしちゃってください;


時間としては4〜50分程度でしょうか。
夜の10:12分。
サイトの日記を更新し、父に勉強をやってしまえと言われ、PC部屋から自室へ引き上げます。
いつもどおりです(まぁ、父に見つかったのは誤算でしたけれど/PC禁止令発令中)。


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ちょっと本でも読もうと某スレイヤーズを読み返し、某平和主義者の王子様がクラッシュを仕掛けるちょっと前の場面のとき、

       こつん。

窓ガラスを指と爪で突いたときの、あの何ともいえない湿った音が、すこし大きめにひとつ響いた。
ここまでは、「あらら、お父さんかな?」とも思える。私はそう思いたかったので自己暗示。
 (ついでに説明を入れておくと、私の部屋にはベランダへ通じる大きめの窓があり、ベランダに直接降りられるようになっている。
  そしてベランダの床には人工芝が敷かれている。歩くとザ、ザ、と音の鳴るプラスチックのアレ。)


「うーん…。勉強してないで本読んでたからかな……?」

そういうことなら…と、なんとかとりあえずは机に向かい、課題の前に落書きタイム。
かりかり。ごしごし。がりがりかりこり。
シャープペンと消しゴム、自分の出している音に混じって、

       こつ、こん、ここん!
       ……ざ、…ざ……。

さっきの窓をたたく音に加え、今度は人工芝の音もきこえる。


「…うー…。早く寝ろってこと…?」

私は何処までもポジティブ。


とりあえずまたベッドに戻る。そして続きの平和主義者クラッシュ。素敵。
顔は引きつりつつも笑う。

「…あ、あはは、くす…。」笑ってでもいないと、自分ってば壊れそう。
壊れそう?それはなぜか。だって、この間にも、何度か小さく音が聞こえているのだから。
ちいさく、しずかに、こんこん、と。
しかも、叩くリズムにバリエーションが出てきた。やかましいやい。



課題もやばいので一応机に向かい、少し進める。


「勉強しろ、ってことなら、勉強してれば何もないだろう。うん。」



       ざ、ざ、ざざ、

また人工芝の上を歩く音。
そして、

       こん!!

少し大きくなった音。


…勉強してても駄目なのか。うーん。選択肢がなくなってしまった。

       こつ、ここんこつん。



あぁ。そういえば、私の部屋は年中カーテンが掛かっている。(部屋が、ちょっと見せられないくらいには酷い有様なので)
いくら明かりがついていても、中で何をしていても見えるはずはない。見えない。
そして、なんといっても、
  (あー…。でも、そ、そろそろ、だだだ駄目だよねぇ…。え、えへへ・・・。)
私の父は、こんなに長い時間娘をからかい続けられる人ではない。
というかもう寝たいだろう。早寝早起きの人だし。


この間にも何度かきこえる2つの音。いーかげん怖いデス。



とりあえず早九字。



音がしなくなったので、気分転換に落書き。
日付と時間も入れようかな、と思った矢先、


       また2つの音がする。


けれど、免疫が出来始め、無視することに成功。
…とりあえず、絵に日付と時間を記入。だいたい、PM11:30くらい。

もうさっさと眠り込んでしまいたくなり、布団を被る。
さっきから小さく人工芝の音がするので、電気を消すまえにもういちど早九字。
(私はあなた←音の主 に構える余裕はないので関わってこないで下さい後生だから…!)
などと念じてから就寝。

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そして今に至ります。
日付と時間を記入〜念じるあいだは、音もなく、静まっていたようでした。


憑れやすい体質でもない(はず)ですし、特に夢にも出てこなかったので大丈夫だとは思いますが、
結構久し振りの恐怖体験でした。
今日の夜はどうなるか分からないので、また何かあったら報告したいと思います。


一回目あたりは本当に父かもしれないのですが、朝起きたら父がもう既に出勤後でしたので、確認を取ることができませんでした。
母曰く、「やりかねないけど、そんなに長い時間、外に出ていられるはずもない」だそうです。

窓ガラスには指の跡等も残っていませんでした。大きめの虫が窓にぶつかった音かな、とも思ったのですが、辺りにそのような痕跡もないです。

部員の皆様はどう思われますか?ほんと怖くてちょっと寝不足です;